どうも!
脳フェス代表小林です。
昨日は、日本理学療法士連盟さんにご依頼いただき、主に若手の理学療法士が政治活動に興味を持ってもらうための動画撮影でした。
正直、私も今回のお仕事が決まるまで、連盟を「選挙活動するための組織」くらいにしか思っていなかったのですが、その多岐に渡る活動に驚きました。
理学療法士の平均年齢は34歳前後であり、その世代の投票率は低い現状があります。
なので、連盟の活動を知ってもらい、政治活動に興味を持ってもらおう!的な趣旨の動画撮影ってわけです。
しかし、既に国政でご活躍されている理学療法士の小川克巳(小川かつみ)先生の前回の得票数は、理学療法士の人口約10万人を大きく超えることからも、得票数を増やす手立ての本質は、そこだけでない気がしています。
(もちろん政治に興味を持つことは大賛成です)
つまり、耳に大タコが出来るほどに「超高齢社会」真っ只中であるこの日本において、どうしても選挙を有利に進めるためには「高齢者向けの施策」が手厚くなることは必然で、
それに対して「若者よ!自分の未来は自分で勝ち取るのだ!」と声高に訴えたところで、数の論理で惨敗すると思うのです。
んで、理学療法士が例えば選挙に立候補した際に、じゃあどうすればいいのか?と聞かれた時に、完全な私見としては
「日々、関わらせていただく対象者さんに真摯に向き合うこと」だと思っています。
我々、病院や施設などの現場に従事するリハ職は、その対象者さんはご高齢の方が圧倒的に多いです。
対象者さんのご家族さんまで高齢者ということだって多いです。
例えば、入院中にすごーく理学療法士をはじめとする医療職者に良くしてもらった対象者さんがいて、それをご家族にも話していたとします。
そんな方々が、選挙活動の時にテレビや新聞で「理学療法士」の肩書きを見たらどうでしょう?
「よく知らない候補より、この人に入れよう」と
なってもおかしくないと思うのです。
(もちろん理学療法士が政治活動してることを品よく伝える技術も必要ですが)
結局、ひとりひとりが「政治に興味を持つこと」そして、「目の前の対象者さんに真摯に向き合う」ことが、
一見遠回りに見えて、理学療法士としての役目がブレずに、政治的にも効果があるんじゃないのかな?と思ってます。