再生医療…
京都大学の山中教授が2007年にips細胞の存在を発表し、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞されてからというもの、まだ見ぬ治療法への期待感は過熱していきました。
しかし、実際に脳卒中当事者をはじめとした患者さんに、いったいどのような影響があるかといった臨床結果においては、まだまだ一般的に知られておらず、巷では「再生医療」と冠をつけた名ばかりのビジネスもあり、当事者心理を惑わせてしまっている現状があります。
そこで、脳フェスオンラインの企画「河合美智子のオーロラテレビ」では、再生医療だけでなく、ロボットリハビリにも精通されている広島大学大学院教授の弓削類先生をお呼びし、「再生医療とは何なのか?」「実際に効果はでているのか?」についてお聞きしていこうと思っております!
以下のチャンネルで放送予定ですので、ぜひお見逃しなく!
河合美智子のオーロラテレビ@脳フェスオンライン
『河合美智子のオーロラテレビ』 配信日時 2020年9月20日(日)12:45~13:45 『河合美智子のオーロラテレビ』! 脳卒中当事者の女優・河合美智子さんが、素敵なゲスト三名とZOOMにて生トークライブを繰り広げます! 障がいを負っても、というか負うことでむしろポジティブマインドが溢れている河合さん。 太陽…
▶️プロフィール
【弓削 類(ゆげ るい) 広島大学大学院医系科学研究科 教授】
1999年 広島大学大学院医学系研究科修了,2000年に博士号(博士(医学)
1993年 広島大学医学部助手、2001年同大学講師、2003年同大学助教授を経て
2005年 同大学教授に就任。同年に大学発ベンチャー企業 株式会社スペース・バイオ・ラボラトリーズ取締役に就任。2015年には全世界で6名のNASAケネディー宇宙センターの諮問委員会委員及び宇宙再生医療センター・センター長に就任。2018年日本再生医療とリハビリテーション学会理事長に就任
▶️伝えたい事
視聴者さんに伝えたい事は、
1)人生は楽しむためにあるので、脳フェスはその大切な事に気付かせてくれる素晴らしい「集い」だと思います。
2)患者さんは良くなりたいのではなく「完治」したいと思われています。その夢に近づく為の研究は加速的に進んでいることをお伝えして、諦めないでいてほしい。最後にお見せする症例は、ほとんど車椅子での生活だった方が歩けるようになり、ホノルルマラソンまで出れるようになった方です。指も回復してきた片麻痺の例です。
この様な回復例の方々が増えている事に研究者としても勇気づけられています。患者さんと家族の為に頑張っている人々が世界中に沢山います。一緒に頑張りましょう!!
▶️参考記事
「完治」を目指す医療を支える、再生医療とロボット技術のコラボ | 大田ものづくりプラットフォーム
再生医療とは、事故や病などで組織や臓器を欠損または傷害してしまった体内の組織や臓器を再生する医療のことである。体外で培養した幹細胞を人体に移植し、欠損した箇所を修復・再建させることができる。従来の医療では、もう二度と機能回復の見込みがないといわれた病変やケガでも、改善ではなく根治させられる可能性を秘めている。「病や障害と一生、付き合わなければならない」と諦めてきた患者や家族にとっては大きな希…
2020年9月20日!オンライン開催!!